初心者のための香道教室
基本の作法から香木や組香まで、折々の香りを通して学びます。
教室を見る香道では、香を嗅ぐのではなく「聞く」といいます。香席に入る時は、香水、オーデコロン等匂いのあるものをつけぬこと。指輪、時計等もはずすことが基本です。
香炉は左手の上に水平にのせ、右手で軽く覆い、親指と人差し指の間から聞きます。背筋を伸ばし、香炉を傾けないように、深く息を吸い込むようにして3回聞くことを三息〈さんそく〉といいます。
一人があまり長く聞き続けていると末席まで良い香りが保てないので、一人三息は必ず守ります。聞き終わったら礼を失しない程度に手早く次客へ廻します。
香炉は真の香炉、行の香炉の2種類が出てきますが、どちらも聞筋〈ききすじ〉を自分の正面にして聞きます。向正面で廻ってきた香炉は、左手の上で静かに手前に廻し、次客へ廻す時はまた向正面にして廻します。
礼には3種類あります。[真]は最も丁寧な礼、[行]はちょっとくだけた礼、[草]は会釈くらいの礼です。香元(お手前)と執筆(記録者)が入席・退席する時、「お香始めます」「香満ちました」と挨拶した時は、主客共に一礼します。
小記録、手記録紙(答案用紙)、香炉、記録紙の拝見が廻る時は次客へ軽くお先礼をします。手記録紙は名乗紙ともいい、名前は常に名の方を記し、雅号、ペンネーム等があればそれを書いてもよいとされています。
香木の総称を沈香〈ジンコウ〉といい、熱帯地方の産物が数百年間地中に埋もれ、種々の自然要素が重なって香木となったものです。香道では沈香・檀香〈ダンコウ〉・和木〈ワボク〉の三種を用い、練香や線香は使用しません。
六國七種〈リクコクシチシュ〉は、伽羅・羅國・眞南蛮・眞那賀・佐曽羅・寸門多羅・新伽羅の七種類です。六國五味〈リクコクゴミ〉として、苦甘鹹辛酸〈ク・カン・カン・シン・サン〉の五つの味を聞き分け、木所〈キドコロ〉と香銘〈コウメイ〉を知ります。
日本書紀には、推古天皇三年(595)春、沈木が淡路島に漂着し、島人が焚いたところ芳香を発したので朝廷に献上したと伝えられます。
香席に入る時は、香水、オーデコロン等匂いのあるものをつけぬことが基本です。指輪、時計等もはずしてご参加ください。
深く息を吸い込むようにして3回聞きます。これを三息〈さんそく〉といい、香りを末席まで保つため一人三息を守ります。
手記録紙は解答用紙であり、名乗紙ともいいます。名前は常に名の方を記し、雅号、ペンネーム等があればそれを書いてもよいとされています。